心のままに

詩とともに

2017-01-01から1年間の記事一覧

心狭く

心狭く 自分本位の ただ 頭だけがよく働く そういう者の さも それらしい賢しらな言葉 その言葉が 人々を惑わせる あちらでも こちらでも 魂に働くほどの 力もなく 一条の光の 差すこともなく ただ 暗雲が 垂れ込めるばかりに ~~~

美しい

美しい音楽も 絵画も 詩も それらは 美しい自然の中に 太陽の光の中に 育まれ 生まれたもの もし 美しい自然を 失ったら 人間はやはり それらの美を 生み出すことが できるのだろうか 心の豊かさを 失うことなく 人智を超えた 自然の摂理の中に ~~~

冬 独り身の妹を 癌で亡くす 今は 冷たい墓に眠る 足腰の衰えた老母の 悲しみ深く 日がな一日 嘆いて暮らす 春になったら墓参りに行こうと 励ませども それが 何の希望となることか ただ時が 悲しみを癒してくれることを 願いながら そうあってほしいと ~~…

人は誰もが

人は誰もが 光を求めて 生きている 真摯に 本物の光を 砂漠に 一滴の水を 求めるように 野に 一輪の花を 探すように それが 本物でありさえすれば そうであれば 人は決して その光を 見逃さないだろう 魂の 深いところで ~~~

冬の夜

冬の夜 点々と 民家の庭に イルミネーションが 光る 心動かされることもなく 一人暮らしの 老婆の庭にも 小さなイルミネーションが 光る その光に 思わず 足を止める 人々とのつながりを 求めずにいられない 老婆の 人間の 孤独を思いながら 冬の 寒さの中に…

魂が

魂が 求めるもの それは 魂を 導いてくれるもの 高めてくれるもの それは 新鮮な 空気のような 透き通った 青い空のような 人々の 心からの 笑顔のような そういうものを 探し求める そして 魂の 記憶のために それらを 詩として 書きとめる ~~~

秋刀魚の味は

秋刀魚の味は 秋刀魚の味 大根の味は 大根の味 そのものの味は そのものの味 そうとしか 言いようがない それは 大いなる自然の 大いなる豊かさ 言葉では 言い表せない ~~~

頭による

頭による 賢しらな それらしき 詩よりも あなたの 心からの 一言に 心が 打たれるのです 心が 動かされるのです こうして 生きている 人間にとって ~~~

荘厳なる

荘厳なる 教会に 鳴り響く 豊かな 混声合唱 女声と 男声が ひとつになって 祈りの 歌となって 我が胸に 鳴り響く 人間で あることに ただ 満ち足りて 希望と 共に ~~~

人間として

人間として 成熟した人々 仮にそういう人々が いるとして そういう人々の社会が あるとして もし彼らが 天変地異によって そのすべてを 失ったとしても 何もない荒野に 放り出されたとしても 彼らは やはりそこに 豊かな社会を つくるだろう たとえ物がなく…

おもいを

おもいを 言葉にする 言い足りないと 思う 言葉を 継ぎ足す まだ 言い足りないと 思う さらに 言葉を 継ぎ足す まだまだ 言い足りないと 思う それどころか おもいと 違うものになっていく 味覚を 言葉にするように ~~~

最も

最も 大事なこと 我が 命にとって 言葉にできないほどに だから そのままにしておく おまえが 死んだ日のことを ~~~

遍く降りそそぐ

時がすべてに 等しく流れ 昼がめぐり 夜がめぐる 光が 遍く降りそそぐ 中に 人の心に 光が差し込む 心の窓から それぞれの 心の窓から 窓が大きければ 心は明るく 小さければ 心は暗い この 遍く降りそそぐ 光の中に ~~~

河原の石を

河原の石を ひとつ拾う 手の平に 石の重みを 感じる その石を 力一杯 投げる 石が 遠くへ飛んでいく これほどの力が 我が内にあるのを 感じる この力が 生きる力となり 魂を 成長させる力となるのだ ~~~

科学者が

科学者が 探究して止まない 宇宙の成り立ち それは 頭が求める好奇心 人の心は 宇宙の成り立ちを 知らなくとも 生きていける 何の支障もなく この 母なる地球に それだけで十分 人の心は満たされる 頭は 生きていくための 知恵として 働けばいい 人は 神では…

吹く風に

吹く風に 風向きがあるように 心にも 働く方向がある 正しい方向が 心が 正しい方向に 働けば そこに 大いなる世界が 広がる 帆船が 風を受け 大海原を 疾走するように ~~~

過ぎ行く

過ぎ行く 時間の中に 生きる 逃れようのない 時間の中に 年を重ねながら 老いながら そしてやがては 過去の中に 埋もれていく 親しき人の 心の中に残りながら しかしいつかは 名前も 足跡も そのすべてが 過去の中に 埋もれていく 多くの 名も無き先人たちと…

何度も

小麦粉をこねるように 心をこねる 何度も 何度も 小麦粉は しっとりと 丸い玉になっていく 同じように 心も丸くなっていく そして 人間がわかるようになる そんな 気がするのだ ~~~

何を見ながら

人は 何を見ながら 死んでいくのだろう 人生の 最後に それは 高邁な思想ではないだろう 難しい言葉でも 数字でもないだろう それはきっと ふるさとの 青い空を 山を 川を 思い浮かべるのだ そこにこそ 人生の真実が あるのだから ~~~

太陽のまわりを

太陽のまわりを 地球がまわる そして地上に四季がめぐり 自転によって 昼と夜が繰り返される 永遠なる 運動の中に 地上に雨が降り 蒸発し そしてまた雨が降る そして緑が地をおおい 大気を浄化する 絶え間なく降りそそぐ 太陽の光の中に 太陽の光こそ 命のみ…

人生の

人生の 悲しさ 苦しさ 辛さを知った心 その心の 人間的な 豊かな歌声 類まれな 才能と共に それが人の心を 魅了する マリア・カラスの 歌声を聞きながら そう思った ~~~

故郷の山々が

故郷の山々が 色美しく染まる 澄み渡った 秋の空の下に 太古からの 春夏秋冬の 繰り返しの中に その中に 村の家々が 埋もれている 村人の 心をも 染めながら ~~~

この世に生まれ

この世に生まれ この世に生きる 青い空を 野に咲く花を 美しいと思いながら 吹く風に 心地良さを感じながら 人々の笑顔に 歌声に 心ひかれながら 地上に生きる すべての命の 尊さを思いながら そして生きるために それらの命を摂取せざるを得ない 我々の命を…

一人の人間が

一人の人間が 頭の中で 考えたもの それは どれほど 確かなものだろう どれほど 普遍的なものだろう この 宇宙の真理の 前に 一条の 光ほどの 心臓の 鼓動ほどの 確かさが あるのだろうか こうして生きている 人間にとって ~~~

秋の

秋の 暖かい一日 山頂から色づきはじめた 落葉樹が 山裾を 染める 葉を 落としながら その 日差しの中に 蟷螂が 動くことなく じっとしている 命を いとおしむように 残りわずかな 秋の中に ~~~

広い空の下に

寒さが身に沁みる 秋の夜 広い空の下に 明かりが灯る 家々の 小さな明かりが それぞれの窓に それぞれの明かりが 夕餉の支度の 音をたてながら それぞれの家族が それぞれの幸福を求めて 生きている この 広い空の下に ~~~

目に

目に 頼っても 本当の姿が 見えてこない 闇の中に 声を聞けば その人の魂が 見えてくる ごまかしようのない 楽器の音を 聞くように ~~~

人々の中に

人々の中に 人々と共に生きる 人々の中の 一人として そこに 個性が 輝く ひとりひとりの 個性が ハーモニーとなって ~~~

人生というもの

人生というもの その本当のところは 誰にもわからない それでも幸福というものを 信じて生きたいと願う もし未来が その願いとかけ離れたものであるにしても 我々は 心を置き去りにしたまま 生きてなどいけないのだ ~~~

透き通った

透き通った 秋の日差しの 中にいる この命と 共に それだけで すべて 満たされる 言葉など 余計なものだ こんなふうな 白紙を 墨字で 汚すような ~~~