心のままに

詩とともに

どんなに

どんなに言葉に精通していようとも 頭によって生まれた詩に 人は感動することはない どんなに言葉が足りなくとも 嘘偽りのない心によって生まれた詩に 人は心から感動する ~~~ 愛が何よりも大切であると 人々は口々に言う その愛には 深さがあり 濃さがあ…

梅雨の

梅雨の晴れ間 母なる自然が穏やかに横たわる ただ満ち足りて その中に生かされていると感じる 奇跡とも言うべき 神のごとき自然の中に ~~~

窓の下に

窓の下に広がる水田に ぽつぽつと落ちる雨が 小さな輪をつくる つぎからつぎへと 歌を歌うように 濃さを増した稲の苗が雨に打たれ 生き生きと水田に揺れる そんな風景を窓より 飽くことなくながめる 私が植えた苗たちを その姿が希望となって 我が心に揺れて…

地球の

地球のそこかしこで 火山が噴火するように 世界のそこかしこで 戦争が起こる 繰り返し繰り返し 止むことなく 地球の内部に マグマがとぐろを巻くように 人類社会の内部に 憎悪が充満する それが極限に達すると 爆発する 繰り返し繰り返し 止むことなく 人類…

人は

人は何のために生きるのか 日々の糧を得るために ただ働くことではないだろう その仕事が人々を幸せにするものであったらどうだろう 医者であるとか 看護師であるとか しかし農業も漁業もなくてはならないものだろう 大工も学校の先生も しかしそうであって…

ここにこうして

ここにこうして生きている 心臓の鼓動とともに どこまでも青い空と 山桜咲く新緑の光の中に 人はこれほどにも豊かな 自然の中に生かされている これを奇跡といわずして 何と言うべきか ただ大いなるものの中に生かされている 命を感じる 深い感謝とともに ~…

現代詩というもの

現代詩というもの それは魂にとって あってもなくてもいいもの それどころかなくていいもの 頭による さもそれらしい言葉を積み重ね かえって人の心を惑わせる 決して 魂に作用することのない 思い上がった頭による 言葉の羅列 しかしそう思っている人の 何…

ラジオや

ラジオやテレビの電波が あたりに充満するように 大いなる自然の波動が 魂の奥底に響く 余韻を残しながら 梵鐘の音が響き渡るように それが 人が人であることを支えてくれている 誰も気がつくことなく 大いなる自然の摂理の中に ~~~ ここにこうして生きて…

子供たちは

子供たちは物心がつくと学校に通う そこで様々なことを学ぶ 社会の中に人として生きていくために それがいつしか受験のための勉強になっていく 受験の成績によって職種が選択され 一流大学を頂点とした学歴社会ができあがる 人々は日々の糧を得るために こつ…

人はそれほど

人はそれほど偉くない そう自覚して誰もが生きる 思い上がることなく 人類の未来に 少しの希望が見えてくる ~~~ 昆虫が脱皮するように 魂が脱皮する 己のためにではなく 己をこえ 人々の魂の幸福のために生きる すると人知をこえた向こうに 大いなる光が…

夕陽が

夕陽が海に沈み 浜辺に恋人同士のシルエットが重なる 映画の感動のワンシーン しかし夕陽の赤い筋が 映写機に向かって伸びている そのシーンの根源は それらを映している映写機にある そう自然は教えてくれている 人の心も同じではないか 諸々の外界の出来事…

ヴェルディの

ヴェルディの歌劇 行け我が想いよ黄金の翼に乗って この合唱を聞くたびに我が心はふるえる 人の心はこれほどにも調和できるのだと 人類の希望の光となって その歌声が宇宙に響きわたる ~~~~~~ 人類の頭脳による自然科学の発展 ノーベル賞級の頭脳によ…

冬の夜

冬の夜 冷えびえとした布団の中に 丸くなってもぐり込む 熊が冬眠するように すると己自身の体温によって 布団の中が温かくなる もし人間社会が寒ければ 心の温もりによって 人々の心の温もりによって 温めればいい 人々が暮らすこの社会を 互いに助け合いな…

冬の

冬の灰色の空の 凍りつくほどの寒さの中に 無数の冬芽が 木々の枝先にじっとある 何も言うことなく この厳しい試練に耐えてこそ 春の芽吹きがあるのだろう 新たな命が その姿を 掃き出し窓を隔て ただ見ている 暖房の効いた部屋の中に この私は 春になっても…

老いの日々を

老いの日々を静寂の中に生きる すると心の底から苦いおもいが湧き上がってくる 今まで生きてきた諸々の苦いおもいが それが我が心を苛む それは他人にとっては取るに足らないことかもしれない しかしそれが小さな棘となって我が心を苛む 生きることのやりき…

社会の

社会の表層に 様々な知識が 言葉が飛び交う ああでもない こうでもないと 人々は袋小路に迷い込み 身動きがとれなくなる 嗚呼しかし 心臓は常に脈打っている 誰もの心臓が その音を素直に聞き合う 耳を澄まして 心から そうすれば その先に 光がきっと見えて…

老いて

老いて周囲の姿が朧になっていく すべてがぼんやりと 人の顔をも 傍を通る人の息遣いが聞こえてくる 魂の波動をも 大いなる自然の鼓動と共に その中に時々 異物のように 黒い魂が通り過ぎていく 周囲と調和することなく この世に生きる人間の どうにもならな…

秋の夕

秋の夕 虫の声が道沿いに 途絶えることなく 聴こえてくる どこまでも どこまでも 命の帯となって ~~~~~~~ 人間とはやっかいなもの 一筋縄ではいかない 心は常に揺れ動く こうして生きている限る ~~~~~~~ 人間社会において 日々勉学に励み 良い…

社会を

社会を背負っていた世代が 老いて死んでいく それでも社会は変わることなく 続いていく 次の世代へと 少しずつ少しずつ良くなりながら そうあってほしいと願いながら ~~~ たとえばこの社会において 黒人であるということ それだけで大きなハンデを負う …

秋の夕

秋の夕 虫の声があたり一面に鳴り響く 草むらという草むらから その声が大気を震わせる 虫の命の合唱が 我が命も同じように ~~~ 落ち穂を拾うように 魂のかけらをひとつひとつ拾い集める 命の真実を この世に生きて行くために ~~~ こうして生きて活動…

何かを

何かをするたびに心臓のあたりに棘を感じる 不純物のように 青い空に立ち上る一筋の黒煙のように 人の心は赤子のように真っ白ではいられない そう自覚しながらこの世に生きる 痛みを伴いながら ~~~ 皆がそう言ってるよ 誰かが批判がましく言う 嗚呼しか…

巷に

巷に物があふれる 機械や機器 コンピューターにロボット 人工知能がさらに進化する 生活は便利になるかもしれない しかし世界から戦争や紛争がなくなることはなく より強力な兵器が作られ続ける 人の心は変わることなく 悩み 苦しみ 悲しみ 怒りから解放さ…

盆が過ぎ

盆が過ぎ まだまだ伸びる雑草を刈る その我がまわりに 無数のトンボが翔ぶ ウスバキトンボが 遥か南から 命をつなぎながら こうして休むことなく翔びつづける 彼らはいったいどこへ向かっているのか 命の群れが ~~~ お盆に墓参りに行く 亡き祖父母 父母 …

現在の

現在の世界情勢 ロシアとウクライナの3年以上にわたる戦争 イスラエルの非人間的なガザ地区への攻撃 幼子を餓死させるほどの そして未だ世界のあちこちで頻発する紛争 飢えと貧困に苦しむ多くの人々 環境汚染による地球温暖化と異常気象 そして毎年のよう…

地球の

地球の姿がおぼろであった昔 人々は 水平線の彼方に何を見ていたのだろう やがて コロンブスが新大陸を発見し そこは正に 光あふれる地球の希望の地となった 今我々は 無数の星が瞬く宇宙に何を見ているのだろう 果たして宇宙の闇の奥深くに 人類の安住の地…

明日は

明日は草を刈ろう そして時間があったら畑を耕そう そんなことを思いながら床につく それは代わり映えのしない 単純なつまらぬ人生に思えるけれど 自然と語らいながら どんなに高尚な思想を生きるよりも はるかに確かな命を生きている そう思うのだ ~~~ …

1,000篇の

1,000篇の詩を書く 一篇 一篇 魂から 命を絞り出すように そしてその詩で 人生の真実を 拓本をとるように 心にうつしとる ひとつひとつ 真実の断片を すると 少しずつ少しずつ 心が晴れていくような 澄んでいくような そんな 気がするのだ ~~~ 今 …

めしひつつ

平成3年 多磨全生園を訪ふ めしひつつ住む人多きこの園に風運びこよ木の香花の香 平成11年 結婚四十年を迎えて 遠白き神代の時に入るごとく伊勢参道を君とゆきし日 平成23年 海 何事もあらざりしごと海のあり かの大波は何にてありし 平成28年 神武…

清々しい

清々しい風が吹く シジュウカラが鳴く 新緑の中に 空はどこまでも青く この大いなる自然の中に 人が生きるに必要なすべてがある 魂が成長するために 自然は人にとってこれほどにも寛大なのだ 母のごとくに ~~~ 魂というもの 例えば梵鐘 その姿形 そして…

農作業に疲れ

農作業に疲れ 庭の椅子に休む 老いた我が身を 気が付けば 山には山桜が咲き 野にはタンポポが咲き乱れる 山から鶯の声が聞こえ 新緑が光り輝く 奇跡ともいうべき自然の恩恵の中に 生かされていることを知る 大いなる自然の摂理の中に ただただ 深い感謝がわ…